MDIとMDI−X

 UTPケーブルで、機器を接続するときに考えなければならないのが、LANのインターフェイスのピンアサインです。MDIとMDI−Xのピンアサインをつぎに示します。

   MDI                MDI−X

ピン番号

信号機能

ピン番号

信号機能

1

送信データ(+)

1

受信データ(+)

2

送信データ(-)

2

受信データ(-)

3

受信データ(+)

3

送信データ(+)

4

未使用

4

未使用

5

未使用

5

未使用

6

受信データ(-)

6

送信データ(-)

7

未使用

7

未使用

8

未使用

9

未使用

 パソコンのLANインターフェイスは、通常MDIになっています。パソコン同士を直接接続する場合、送信データを受信データに、受信データを送信データに接続するために信号をケーブル内でクロスさせた、クロスケーブルを使用します。


クロスケーブル

 ハブやスイッチなどは、通常MDI−Xなので、パソコンなどのMDIの機器を接続するときは、コネクタのピンアサインが同じ、ストレートケーブルを使用します。また、ハブ同士などMDI−X同士を接続する場合は、クロスケーブルを接続すればいいのですが、カスケード接続ポートを持つハブは、そこだけがMDIになっていたり選択可能になってたりするので注意が必要です。


ストレートケーブル

 最近のハブ・スイッチなどは、相手のピンアサインを自動で検出して、相手のインタフェースにあわせてインタフェースを切り替えるものが出回っています。この場合は、ケーブルのストレート/クロスを気にする必要がありません。

 結局何が言いたいかというと、パソコンとハブ(スイッチ)を接続する場合はストレートケーブルを用意し、リンクがあがらなかった場合クロスケーブルを使い接続してみる必要があるということです。通常LinkランプがLanカードなど、機器についてますのでこれに着目して、試します。