回路図エディタによる回路設計

1.概要

  回路図エディタを使って回路を設計します。Quartusを使った最初のステップですのでProjectの作成から始めて回路図の描画(設計)・保存までを行います。描いた回路を次に、ファイルを添付しますので参考にしてください。(ダウンロードしてQualtusで開きます。)
  

  次のステップで回路設計を行います。

    1.回路の設計(描画)
    2.ファイルの保存
    3.VHDLファイルへの変換


2.回路の設計(描画)

 1.[File]-[New]をクリックします。次の画面で「Block Diagram/Schematic File」を選択してエディタを起動します。
  ⇒ 

 2.のボタンを押して部品を選択します。今回使用した部品を次の表に記します。選択したら[OK]を押しエディタに配置します。選択の解除はキーボードで[Esc]を押します。

      
機能記号階層記号名
Dフリップフロップ[Primitive]-[buffer]Dff
and[Primitive]-[logic]and2
not[Primitive]-[logic]not
入力ピン[Primitive]-[pin]input
出力ピン[Primitive]-[pin]output


 3.を押して部品間を接続します。

 4.作った回路を次に記します。LEDの点灯を制御しているのがDff3になります。
 


3.ファイルの保存

 [File]-[Save As]でファイルに名前を付けて保存します。

4.VHDLファイルへの変換

 回路図をFPGAのプログラムにしたりシミュレーションをするのに利用するためVDHLに変換します。変換後のVDHLファイルはこれです。もし、回路設計が面倒だという人はこれを利用してください。

 1.[FIle]-[Create/Update]-[Create HDL Design File from Current File...]をクリックします。

 2.次の画面でFile TypeにVHDLを選択して、File nameを念のため確認し[OK]
 

 3.Messages窓に次のように「Quartus Prime Create VHDL File was successful. 0 errors, 0 warnings」が出てきたら成功です。
  赤文字やerrorsに数字があがっているようでしたら回路がどこかで間違っています。変なところが接続点になっていないかなどよく見直ししてください。ちなみに私の書いた回路の十字部分は接続点ではありません。接続点はT字にしています。

 




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